『男奉島〜そこは男に抱かれる為の聖域』あらすじネタバレ試し読み!

1話 全裸で瞑想中、内腿に伸びる淫らな指先…

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[ComicFesta]【BL】男奉島〜そこは男に抱かれる為の聖域.ver1.2.1

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青い空、青い海。

 

二階堂わたるはリュック一つで小さなフェリーに乗り込んで風に吹かれていた。

 

フェリーのモーター音、波の音、わたるは潮風を胸いっぱいに吸い込む。

 

目を細めた先に見える水平線。

 

大きく膨らんだ入道雲をバックにして小さな灰色の影が見えた。

 

やがてそれははっきりと輪郭を現す。

 

小さな島。

 

男奉島――――

 

この島は1年のうち3日間、男だけしか上陸することが許されない。

 

島そのものがご神体という、全国でも珍しい神社があった。

 

そんな胸躍る時間を満喫するわたるに声をかけてきた男性がいた。

 

「二階堂」

 

思いがけず名を呼ばれて振り返る。

 

見知った顔。

 

「た・・・・崇?!」

 

わたるは驚いたが崇もわたるを見て驚いている。

 

「二階堂、なんでこんな所に」

 

崇は大学の同級生で、一時期はバーガーショップのバイト仲間でもあった。

 

「俺は、島に入れる10人に当選したんだ。崇も?」

 

崇は眉を顰めた。

 

近づいてくる島の背景を背に崇はわたるの質問には答えずにさらに質問を投げかけてきた。

 

「・・・・なんでこの島のこと、知ったんだ?」

 

「田中先生に聴いたんだよ、少しだけ」

 

「・・・・そうか」

 

「さわりだけだったから、逆に興味でちゃって」

 

抜群に話がおもしろい民俗学の田中先生。

 

わたるは頼み込んで本来3年からの大学のゼミに混ぜてもらっていた。

 

ゼミはフィールドワークが多い。

 

そのためシフト制バイトでは都合が悪くなり、単発バイトに切り替えていた。

 

「久々だよな。マネージャー元気?」

 

「ここの祭りはあんまり面白くない」

 

またも崇はわたるの話を無視して切替してきた。

 

わたるは少しムッとしたが、そのまま続けた。

 

「抽選で10人、男だけの祭りなんて、充分面白いだろ!」

 

「ちょっと特殊なだけだ」

 

ようやく崇はわたるのフリに反応した。

 

「・・・・じゃ聞くけど、崇はなんでここに?」

 

首を傾げると崇は島のほうへと視線を向ける。

 

目を逸らされたわたるは崇とはこういう感じだったと、思い出した。

 

どこか?み合わない。

 

「・・・俺はこっち出身だから。男奉島のことはよく知ってる」

 

しかし予想に反して崇の言葉はわたるの興味を引くものだった。

 

「まじで?ラッキー!聴きたいことあるんだけど」

 

わたるはリュックからノートを取り出そうとする。

 

崇は焦りの表情から少しむくれたような表情に変わり、

 

「二階堂。収穫ないだろうから、参加しないで帰れ」

 

「え・・・・?」

 

わたるは目を見開いて崇を見た。

 

「午後に荷物積んで、また船が出るから」

 

「なっ・・・、なに言ってんだよ。俺、朝から交通費かけて来てんだぞ?」

 

「3日、丸ごと無駄にするよりいいだろ」

 

「なんで無駄だってわかるんだよ。何?なんかあったの?」

 

「絶対帰れ。二階堂じゃ務まらない」

 

「意味分かんないんだけど・・・?!」

 

抽選にあたってたった10人のうちに選ばれた権利をわけもわからず放棄しろとは乱暴な物言いである。

 

「帰れよ、とにかく」

 

「俺が非力で山車も引けないってこと?」

 

「神聖な祭りなんだ。

 

二階堂はうるさいし」

 

「はあ?!」

 

思わず大声を出してしまって、わたるは慌てて口を抑えた。

 

「だって、山車もあるんだぞ?静かなヤツよりずっと良いだろ!」

 

わたるの参加を阻止したいのだろうがどうも逆効果のようである。

 

崇は、鋭い目でわたるをにらみつけた。

 

そして困ったようにうつむいた。

 

「本当のことを言ってるだけだ。

 

恥かく前に帰れよ」

 

「知り合いがいて嬉しかったのに・・・。

 

なんでそんなこと言うんだよ」

 

「たいして仲良くもなかっただろ」

 

「なっ・・・」

 

――そもそも、崇の名前を呼び捨てにしているのは理由がある。

 

バイト先のハンバーガーショップで、崇は最初の頃

 

あまりにも近寄りがたいオーラを醸し出していた。

 

そのため皆で相談し、"崇""崇くん"と呼ぶようになったのだ。

 

みんなが親しくなろうとした結果、崇は徐々に馴染んでいった。

 

しかし、わたるに対してだけはどこか頑なな態度が残ったままだった。

 

わたるはそれが不満で打ち解けようと頻繁に話しかけた時期もあった。

 

だが反応の悪さにあきらめてしまった、そんな過去があったのだ。

 

「とにかく帰れ」

 

帰れ一点張りの崇に対して、わたるはだんだんイライラしてきたようだ。

 

「ノリ悪いな。やっぱ崇って!」

 

二人が言い合いをするうちに、船は島についてしまった。

 

白い鳥居が青い空と島の緑に映えている。

 

険悪な二人の様子に気づいて周りから視線を感じ始める。

 

「待てよ、二階堂」

 

それでも引き留めようとする崇に対して、わたるは頑なになってしまった。

 

「気にくわないなら、ほっとけ」

 

「気にくわないとかじゃ」

 

「まあまあ!君たち」

 

険悪ムードの二人にに割って入ったのは金髪のタンクトップのお兄さん。

 

柔和な感じで諭すような口調だ。

 

「神聖な島でケンカはやめよう。

 

みんな戸惑ってる」

 

「ケンカじゃないです。

 

別に友達でもないんで」

 

完全に否定モードのわたる。

 

そういったあと、わたるはちらりと崇の顔を確認する。

 

崇はなぜか傷ついた表情に見えた。

 

わたるの方が悪いことをしているような気がしたが、彼はただ祭りを楽しみにきただけだ。

 

悪いのはそれを妨害する崇なのだが、気まずさに狼狽えた。

 

金髪のお兄さんは名古屋からきた林だと名乗った。

 

わたるは林と船着き場から階段を上り始めた。

 

まずは清らかな川で沐浴と瞑想をすることに・・・

 

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